最近、非言語や暗黙知をビジネスに活用せよ!という流れが出てきている。大きな2つの潮流だ。

1つめは、動物的なヒトの習性を利用して一儲けしようゼ!というもの。極端な例は、ヒトは赤色には反応するから、この売り場には赤い商品を並べたら売れますョ、というもの。言葉では表せない、共通認識みたいなもの、思わず反応してしまう事をなんとか探り当ててモノを売ろうゼというもの。どうも、魚釣りの疑似餌みたいな感じで…なんかバカにされている気がしてくるのだが…。けっこう研究されているようである。

もう1つは、いわゆるプロが集まって非言語・暗黙知領域を探ろうゼ!とする流れだ。かつて、モノづくりの現場では、個人ひとり一人が自分の非言語・暗黙知領域にたどりつき、そこにある共通認識らしきものを探し出してくることが仕事だった、しかしながら、その手法も情報過多による、やりつくした荒廃感があるということで、みんなで仲良くワークショップなどをしながらファシリテータをたよりに効率よく非言語・暗黙知から発見されたコトバを次のモノづくりに活かそうゼ。とする動きである。多くの合意をもとにモノづくりに励むのだ。

最近のモノづくり終焉に、非言語・暗黙知の軽視が1つの理由であるとするならば、人間の奥深さへの探究をもう一度、クリエータなどと呼ばれる人たちが再考すべきであろう。最先端の研究者が仏教に目ざめるというようなことも探求心に由来するものではないだろうか…?

様々な知識や経験を詰め込んだ人の非言語・暗黙知を探ることは興味に値するが
薄っぺらなヒトから抜き取ったそれは、動物性を浮かび上がらせる。
どうも、最近の傾向は後者を連想させる。
人がつくりだすモノは、その人の感じが在るハズだ。